最近では中古車販売会社の不正がメディアで多く流れ、中古車業界を利用したいニーズも減少しているように感じます。
その内容は保険金の不正請求やナンバープレートの不正登録など様々ですが、ニュースやSNSで大きく取り上げられてきたのが大手中古車販売業者の不正。
んなに多くの方が信頼と安心があったはずなのに一気に信頼を落としたのと同時に「他の中古車販売業者も大丈夫？」と不安を持つ声も多く上がっています。
SNS上では不信感のあるコメントや記事があがっていて、世間は業界の闇を感じているようです。
確かにここまで不正が暴かれると不安にもなりますよね。
そこでこの記事では保険金請求の不正とはどういったものなのか？を分かりやすく伝え、中古車販売業者を選ぶ時のおすすめの方法をご紹介したいと思います！
１中古車販売業者の保険金不正請求の手口とは？
最近のニュースで明らかになったビッグモーターの保険金不正請求。わざと車を傷つけ保険金を上乗せしていたという悪しき事実が判明しました。
車を傷つけて、不正請求をしていたというニュースは日本中に広がり、衝撃を受けた方もたくさんいたでしょう。
実際はどういった仕組みなのでしょうか？
ビッグモーターがどのように不正をしていたのか図で表してみました。
①ビッグモーターが車両修理代を水増し請求！
ビッグモーターは修理で持ち込まれた車に意図的に更なる傷をつけ、保険金を上乗せて請求していました。
これがいわゆる「保険金 水増し請求」です。
流れは以下の通りです。
【保険金水増し請求の流れ】
絶対にやってはいけないことをしたビッグモーター。
それはお客様から預かった車を平気で傷つけて修理費用を水増ししていたことが世間に知られたことで失ったものは大きいと言えます。
車を傷つける為にゴルフボールを靴下に入れて車体を叩きつけたり、タイヤの穴を開ける指導を行っていたようです。
その動画も流出したこともあり、更に批判を受けました。
修理を担当する人の中には見よう見まねで修理を行う外国人もいたようです。
〈問題になったタイヤの穴開け指導〉
Twitter: @livedoornews tweet
twitter.com修理だけでは利益が生まれず、水増しをして利益を増やしていたようです。
というのも、、
ビッグモーターでは、
整備工場の修理担当者に1台あたり14万円の利益を出すというノルマを課していました。
ノルマが達成できなかった場合はひどいパワハラを受けざるを得ない状況下にあったらしいです。
修理担当者にノルマが課せられていることもおかしいし、ノルマを達成する為に不正を繰り返す行為もおかしい…。
２損保ジャパンとビッグモーターは親密な関係性だった！？
水増し請求をして、ビッグモーターに水増し分を払うのは一見、
損保ジャパンが不利なように感じますよね。
ビッグモーターは国内最大手の中古車販売会社なので、
年間の自賠責保険取扱数もとても多いですが、
実は、新しく自賠責保険に加入する人をどこの保険会社に紹介するかは
ビッグモーターが決めることが出来ます。
損保ジャパンにとっては自賠責保険の加入者の個人情報を
ビッグモーターから紹介してもらえれば、
自賠責だけでは補えない補償内容の自動車保険の営業をかけられます。
ビッグモーターが故意に車を傷つけて損害保険金を上乗せして
損保ジャパンに請求するのを見過ごす代わりに、
自賠責保険の新規加入者を紹介してもらい、
保険金売上に繋げていた可能性があります。
お互いに持ちつ持たれつの関係性だったのかと思ってしまいますね。
信じ難いニュースが表沙汰になったことで中古車販売業者はどこもみんなそうなのかと不安になります。
しかし中古車販売業者ならではのメリットもある為、利用したいという人もまだまだたくさんいると思います。
そんな時にどのようにしていい中古車販売業者を選べばいいのでしょうか？
３信頼できる中古車販売業者を選ぶ決め手はこれ！
安心できる中古車業者の特徴には主に３つあります。
安全な中古車販売業者を選びたい方はぜひ参考にしてほしいです！
①修復歴や整備情報をきちんと伝えてくれる
②諸費用の説明をしっかり行う
③購入後のアフターサポートが充実している
早速説明していきますね！
特徴をしっかり踏まえて中古車販売業者を選びましょう！
①修復歴や整備情報をきちんと伝えてくれる
車には外装、内装と見える部分の傷があるかを確認することも大切ですが、見えない箇所の情報も同じぐらい大切な情報です。
過去の修復歴や整備状況などを情報として公開してくれていて、
メールや電話での問合せにも丁寧に答えてくれる販売店であれば、安心して利用できますね。
修復歴や整備状況で走行安全性が大きく左右されます。購入する側には伝えないといけないことではありますが、悪徳な業者は情報を伏せたまま購入まで進めていくこともあります。
車の情報をしっかり伝えてくれる販売店を選びましょう。
消費者への告知義務がある事項ですが、悪質な業者は告知しないお店もあるので、
情報公開の体制が整ったお店を選ぶようにしましょう。
②諸費用の説明をしっかり行う
車を購入する時は車の車体価格以外にも様々な諸費用がかかってきます。
例えば法定費用、オプションなどです。
車の価格を見て「この車に決めた！」と思ってもいざ話が進んでいくと予想外の価格になってしまったケースも少なくありません。
また、オプションの中には自分で手続きした方が安く済むこともあります。
安く済ませることが出来るところは絞っていきながら無理のない購入ができる提案をしてくれる販売店を選びましょう。
時には口が上手い営業マンは様々なオプションを勧めてくることもあります。
断りきれずに納得していない契約をすることは避けたいものです。
話がトントン拍子に進む前にしっかり説明を聞くようにしましょう。
③購入後のアフターサポートが充実している
いざ中古車を購入しても「すぐに故障したらどうしよう？」と不安に思うこともあるかもしれません。
中古車といえど、金額は大きい為絶対に失敗はしたくないですよね。
中古車販売店で購入後のアフターサポートが充実していたらこんなにありがたいことはありません。
中古車販売業者には保証制度や返品制度などのアフターフォローがしっかりしているサービスがあるところも多いので、自分が安心出来るアフターサポートのある業者を選びましょう。
４ガリバーは不正のない中古車業者だった！
毎日目にする中古車の不正請求の情報は、
これから中古車業者の利用を検討している方にとっては不安材料でしかないですよね。。
あけみが利用している大手中古車販売業者のガリバーですが、まさかここも？と不安になりました。
しかしガリバーは、
自社の板金工場を対象に社内調査をした結果、保険金の不正請求に該当する案件は確認されなかったと発表しました。
車検も毎度利用しているので安全な会社と知り安心しました。
５ガリバーのこれまでの取り組みってなに？
ガリバーは大手中古車販売業者ですが、これまでに取り組んでいることが毎度ニュースなどで取り上げられています。
例えば、コロナ渦で外出自粛が促されている中、それでも外に出ないといけない医療従事者や配達員、公務員の方たちの為に車最大1万台を無償提供。
個室空間で、比較的安全な移動手段である車を有効的に活用してもらう取り組みを行っていました。
人と人の接触を最小限に留めながら、一人ひとりの普段の生活を守ることに、少しでも貢献できることを考えています。
また、最近では「Safie」のクラウドカメラを導入し、車を預けたオーナー様が整備・板金工場の現場に立ち会わなくても、PCやスマートフォンなどでカメラの映像を視聴することが出来るようになりました。
今後は、来店できないお客様にもご自身の車の整備状況を遠隔で把握・確認することができるようになる予定だそうです！
６〈まとめ〉中古車販売業者を選ぶなら不正のないクリアなお店を選ぼう
価格でいっても決して安い値段ではない中古車。安易に購入してお金がより掛かってしまったり、故障して走行できなくなると消費者側としてはたまったもんじゃありません！
様々な情報が毎日流れていく中、不安になることもあるでしょう。
不正だらけの時代、利用するところを見極めていくことも大切です。
ガリバーは現段階では不正がなく、最新の取り組みで整備工場を確認できるシステムも導入されてくるようです。
中古車販売業者に迷ってる方は失敗せずに納得のいく買い物ができるように参考にしてくださいね。