高田馬場って学生の街というイメージが強くて、正直そこまで大人向けのお店って多くない印象だったんですよね。
チェーン店とか安い定食屋さんが多くて、大人向けだともうちょっと別の街かなとずっと思っていました。
でも今回、路地に入ったところにひっそりあるお店があるという情報をキャッチして、前から気になっていた「炙処 火ノ膳(あぶりどころ ひのぜん)」に行ってきました。
SNSで写真を見かけてからずっと気になっていたので、やっと行けたという感じで、当日はお店に向かう道中からちょっとワクワクしていました。
高田馬場駅から歩いて向かったのですが、駅前の賑やかな雰囲気から少し歩くだけでこんなに雰囲気が変わるんだ、というのが正直な感想でした。
案内アプリを頼りに路地を進んでいくと、本当にこんなところにお店あるのかなと不安になるくらい細い道に入っていくんですが、そこを抜けた先にお店があるという、ちょっとした冒険感も味わえました笑
歩いていくと、木の質感を活かした落ち着いた外観のお店が見えてきました。
近づくと炭火の香ばしい匂いがふわっと漂ってきて、扉を開ける前からもうテンション上がりました笑
中に入ると、カウンター越しに炙り場が見える造りになっていて、職人さんが串や鉄板を巧みに操っているのが目に入ります。
照明はちょっと落とし気味で、木目とオレンジの光の組み合わせがすごく落ち着く空間でした。
一人でふらっと来るのもいいし、誰かとゆっくり食事するのにもちょうどいい雰囲気だなと思いました。
カウンター席に座って、まずはメニューをじっくり眺めることに。品数がかなり多くて、どれも美味しそうで最初から迷いました笑
炙り明太子と焼きチーズのポテトサラダを食べた感想
まず頼んだのは「炙り明太子と焼きチーズのポテトサラダ」。運ばれてきた瞬間、見た目からしてもう反則だなと思いました笑
マッシュされたポテトサラダの上に、香ばしく炙られた明太子がたっぷりのっていて、さらにとろけたチーズが全体を覆っています。
スプーンを入れると、チーズがとろっと伸びて、その下から明太子の赤い粒がのぞく感じがもうビジュアルとして最高。
一口食べると、まずチーズのコクがふわっと来て、そのあとから明太子の塩気とプチプチとした食感が追いかけてくる感じでした。
ポテトサラダ自体は思ったよりさっぱりしていて、マヨネーズに寄りすぎていないバランスの良さがよかったです。
明太子も炙ってあることで、生のものとはまた違った香ばしさとコクが出ていて、シンプルながらもクセになる味でした。
温かいポテトサラダというのも新鮮で、スプーンが止まらなくなる感じでした。
一緒に行った人と「これ最初に頼んで正解だったね」と話しながら、あっという間に食べ終えてしまいました。
見た目のインパクトだけじゃなくて、ちゃんと味のバランスも考えられている一品だなと感じました。
長ネギの一本焼き 青唐辛子味噌添えを食べた感想
続いて出てきたのが「長ネギの一本焼き 青唐辛子味噌添え」。
長ネギを一本まるごと炭火でじっくり炙ったという、シンプルだけどお店の腕が試される一品だなと思いました。
運ばれてきた瞬間から香ばしい焦げの香りとネギの甘い匂いがふわっと立ち上ってきて、箸を入れるとびっくりするくらい柔らかい。とろけるような食感に変わっているんですよね。
長ネギってここまで柔らかくなるんだ、というくらいの変化で、見た目からは想像できない食感でした。
炙り料理って火加減で全然印象変わると思うのですが、このネギは「焼きすぎず、しっかり中まで甘みを引き出す」という絶妙なラインを攻めていて、ここでもうこのお店ちゃんとしてるなと感じました。炙り一つでここまで違うのかと、正直感動しました。
そのままでも十分甘みを感じられるんですが、添えられた青唐辛子味噌をのせると一気に味が変わります。
ピリッとした辛さと味噌の香ばしさが加わって、ネギの甘さがさらに引き立ちました。名脇役どころか、ほぼ主役級の存在感でした!
一本焼きって聞くとボリュームありすぎるかなとも思ったんですが、ネギ自体が甘くてするする食べられるので、気づいたら完食していました。
二人で来ていたので取り合いになるかと思いきや、意外と一本でちょうどいい量だったのもよかったです。
炙り料理のお店は数あると思うのですが、素材の下ごしらえや火加減へのこだわりがここまで感じられるお店は意外と少ないような気がします。
二品目にしてもうすっかりこのお店のファンになりかけていました。
外せない「トロ鯖塩焼き」
続いて頼んだのが「トロ鯖塩焼き」。この店は炭火焼き魚に力を入れているというのを事前に調べていたので、絶対外せないなと思い注文しました。
運ばれてきた瞬間、皮目がパリッと焼けているのが見てわかって、脂ものっていそうな艶感がありました。
お皿にのった状態からすでに湯気とともに香ばしい匂いが漂ってきてか、存在感がありました笑
箸を入れるとほろっと身がほぐれて、脂の乗り方が尋常じゃなかったです。
トロ鯖っていう名前がついているだけあり、しっかり脂がのっていて、口に入れた瞬間にじゅわっと広がる感じがありました。
塩加減も絶妙で、鯖の脂の甘さをちゃんと引き立てており。皮はパリパリ、身はふっくらというコントラストもよくて、炭火で焼いているからこそ出せる香ばしさがしっかり感じられました。骨も比較的取りやすかったです!
正直、鯖の塩焼きってどこでも食べられるメニューだと思っていたんですが、このお店のは別格でした。
素材の質もそうですし、焼き加減へのこだわりがはっきり伝わってくる一皿で、これを目当てに通う人がいるのも納得の美味しさでした。
締めはからすみのお茶漬け
最後に頼んだのが「からすみのお茶漬け」。実はこれ、後で調べたら今はメニューに載っていないみたいなんですよね。もしかしたら期間限定だったのか、特別メニューだったのかもしれません。食べられたのはラッキーだったなと思います。
出てきたお茶漬けは、ご飯の上にからすみがたっぷりとおろされていて、そこに出汁をかけていただくスタイルでした。からすみの塩気と旨みが出汁にじんわり溶け出していく感じです。
からすみって単体で食べても美味しいですが、お茶漬けにすることで塩気がまろやかになって、逆に食べやすくなっている印象でした。
お腹にもちゃんと収まる優しい味で、それまでのがっつりした炙り料理を食べたあとの締めとしては最高の一品でした。
さらさらと食べられるのに、からすみの旨みがしっかり後を引いて、気づいたらお茶碗を空にしていました。
もし今後メニューに復活することがあれば、絶対にまた頼みたいと思うくらい印象に残る味でした。
締めの一品としての完成度がかなり高くて、このお店のこだわりを最後まで感じられるメニューだったなと思います。
ランチもあるので気になる人はチェックを
今回は夜に訪れましたが、調べてみるとランチ営業もしっかりやっているお店だとわかりました。営業時間は11:30から15:00で、ラストオーダーは料理14:30とのことです。
ランチメニューがまたかなり充実していて、数量限定の「炭火焼魚丼」や「大トロ鮭ハラスとイクラの親子丼」、「トロ鯖西京味噌漬け 一本明太子挟み焼き丼」といった丼ものから、炭火焼き魚とサイドがセットになった定食、鮮魚の刺身定食まで幅広くそろっています。
値段も1,000円台から2,500円程度と、ランチとしてはしっかり満足できそうな価格帯でした。
しかも定食にはご飯・お味噌汁・香の物・サラダが付いて、ご飯のおかわりも自由とのこと。
夜に食べたトロ鯖の塩焼き定食もランチにあったので、あの美味しさをランチでも味わえるのはかなり嬉しいポイントだと思います。
ただしランチタイムの席は予約ができないとのことなので、行くなら時間に余裕を持って向かうのがよさそうです。
まとめ
高田馬場の路地裏にひっそりとある「炙処 火ノ膳」、期待をかなり上回るお店でした。
炙り明太子と焼きチーズのポテトサラダ、長ネギの一本焼き、トロ鯖塩焼き、からすみのお茶漬けと、どれも印象に残る味ばかりで、素材へのこだわりと火加減の技術の高さがしっかり伝わってきました。
夜はもちろん、ランチもかなり充実しているので、次はランチの丼ものも試してみたいなと思っています。特に大トロ鮭ハラスとイクラの親子丼は写真で見ただけでも豪華で、絶対美味しいだろうなと想像がつく一品でした。
高田馬場は学生街のイメージが強い街ですが、こういう路地裏の名店を見つけると街の印象がガラッと変わりますよね。駅からも近くてアクセスがいいので、高田馬場に行く機会があれば、ぜひ路地に一歩入ってこのお店を覗いてみてください!