こんにちは、あけみです。
先月、ずっと楽しみにしていた大阪・関西万博に行ってきました!
前回の大阪万博(1970年)なんて生まれてもいない世代なので、「人生で一度は体験したいイベント」って感じで、会場に着いた瞬間からテンション上がりっぱなし。
チケットは朝イチの入場。会場ゲートを抜けると、目に飛び込んでくる巨大なモニュメントと人の波。
スーツ姿のおじさんから、子連れの家族、外国人観光客まで、ほんとに“世界がここに集まってる”って感じ。
まだお昼の11時台ですが、熱気がすごい。
最初に向かったのは、チリ館。
事前にSNSで見ていて、気になっていた場所です。
チリ館:大地の息吹と静けさが共存する空間
入口に立った瞬間、空気が変わりました!
外の喧騒から一歩入ると、照明が落とされていて、足元に広がるのは砂漠を思わせるような赤土色の床。
壁面に投影されているのは、アタカマ砂漠やパタゴニアの氷河。
映像がただきれいなだけじゃなくて、どこか“生きてる”感じがするんですよね。
中央には巨大な球体モニターがあり、地球の鼓動のような低音が響いていました。
案内スタッフの方が「チリでは“地球の時間”という言葉を大切にしています」と説明してくれて、その言葉がすごく印象的。
展示の最後には、チリワインの試飲コーナー(※ノンアルもあり)もあって、香りだけでもちょっと旅した気分。
南米の雄大さを感じながら、外に出たときの太陽のまぶしさが、なんだか現実に引き戻される感じでした。
北欧パビリオン:静けさとデザインの融合
続いて向かったのが、北欧パビリオン。
ここはデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの5カ国合同。
建物からしてすでにおしゃれ。北欧らしい木材の外壁に、シンプルなライン。
入口には「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉が掲げられていて、
“心地よい時間”というテーマが全体を包んでいました。
館内は、まるで森の中にいるような照明と香り。
展示も静かで、他のパビリオンのような派手な映像ではなく、
木の温もり・自然との共存・持続可能なエネルギーの在り方が淡々と語られていました。
特に印象に残ったのが、「未来の家」というコーナー!
北欧の住宅を再現していて、壁には断熱素材、屋根には太陽光パネル、
そしてキッチン横には小さな植物栽培スペース。
説明パネルに「テクノロジーは便利のためではなく、豊かに暮らすためにある」と書かれていて、
その言葉が妙に胸に刺さりました。
出口近くでは、各国の雑貨コーナーも。
フィンランドのマグカップやデンマークの木製おもちゃなど、
どれも可愛いけど価格はお高め(笑)
ムーミングッズがとても可愛かったです!
サウジアラビア館:圧倒的スケールと未来都市のビジョン
そして、今回一番楽しみにしていたのがサウジアラビア館!!
外観からしてもう別世界。黒と金を基調とした建物で、角度によって光を反射して輝くように設計されていました。
列に並びながらも、みんな「ここヤバいね…」ってざわついてました。
中に入ると、巨大なスクリーンに砂漠と近未来都市が融合した映像が映し出され、
まるで映画の世界に入り込んだみたい。
サウジアラビアが推進している未来都市「NEOM」の映像展示は圧巻。
空飛ぶタクシー、AIによる都市設計、エネルギーを自給する街…。
未来って本当にこうなっていくのかも、と思わせるリアリティがありました。
そして途中に現れる、砂漠の香りを再現した通路。
香水のようなスパイスの香りが漂って、五感を刺激されます!
最後の展示では、巨大な鏡張りの空間に映し出された「過去と未来の融合」。
アラビア文字と光が交差して、思わず立ち止まって見入ってしまいました。
出る頃には、外の風がやけに涼しく感じて、
「ああ、すごい旅をしたな…」ってちょっと放心状態。
北欧パビリオンで食べたムーミンのスムージーとサンドイッチ
万博ご飯は北欧パビリオンで!
私が頼んだのは、ムーミンスムージーと北欧風サーモンサンド。
スムージーは、青リンゴをベースにした爽やかな味で、ムーミンのパッケージ!
見た瞬間に「かわいい!」って声が出ました。
味も、しっかり甘酸っぱくて疲れた体にちょうどいい感じ。
そして、サンドイッチがまた美味しかったです。
ライ麦パンの間に、ハムとしゃきしゃきのレタスとチーズが挟まっていて、
一口ごとに“北欧の森の空気”を感じるような優しい味。
湖の近くの階段に座りながら食べると、外の木々と大屋根リングが見えて、
まるで北欧の湖畔にいるような錯覚を覚えました。
近くには小さな子ども連れの家族がいて、
ミャクミャクのぬいぐるみを持ってスムージーを飲んでいました。
その光景が、なんだか平和そのもので、胸の奥がふっと温かくなりました。
「派手じゃないけど、こういう“静かな幸福感”が北欧らしくていいな〜」
そう思いながら、ゆっくりスムージーを飲み干しました。
午後はとにかく「暑い・人多い・歩く!」
午後の万博会場は、とにかく人と熱気がすごい!!!
朝のさわやかな雰囲気とはまったく違って、
人気パビリオンの前には長い行列、売店には日傘を買う人の列までできてました。
気温は30度近く。日陰が少ないエリアでは、汗が止まらない…
私は途中で帽子を買って、携帯扇風機を全開に。
ペットボトルの水もすぐぬるくなって、
「あ、これは体力勝負だな」と実感しました。
それでも会場のスタッフさんたちは笑顔で案内してくれて、
通路のスプリンクラーやミストエリアもありがたかったです!
子ども連れはちょっと大変だったけれど、
どの国のパビリオンも賑わっていて、
「これが世界博覧会なんだな…」と実感する光景でした。
大屋根リングは想像以上のスケール
そして午後のメインイベントは、やっぱり大屋根リング(リング状の巨大屋根構造)。
写真では見てたけど、実際に下に立つとスケールが全然違いました…!
見上げると、まるで空に輪っかが浮かんでるみたいで、
そこを通る風が少しひんやりして気持ちよかったです。
リングの下は広場になっていて、イベントや休憩スペースが点在。
ベンチに座ってアイスを食べながら、通りすがる人たちをぼんやり眺めていました!
外国語の会話、子どもの笑い声、スタッフのアナウンスが入り混じって、
「日本の中に世界ができてる」っていう感じがリアルに伝わってきました✨
建物の造形も近未来的で、でも不思議と居心地が良かったです。
素材の色合いが優しいからなのか、
巨大なのに圧迫感がなくて、風が抜ける気持ちよさが印象的でした。
夕方の雰囲気も最高!
まとめ:体力は削られるけど、行ってよかった
正直、午後は暑さと混雑でけっこうバテました…
でもそれ以上に「こんなに多様な文化と考え方を、1日で体験できる場所ってないな」と思えた。
チリの大地、北欧の暮らし、サウジの未来都市を体感しましたが、
それぞれ全然違うけど、全部“人がつくる世界”の一部なんですよね。
帰り際、大屋根リングの下をもう一度くぐったとき、
「疲れたけど、満足感の方が大きいな」と感じました。
でも、暑さ対策・水分補給・スニーカーは必須!
最後に
今回の万博は、「また行きたい!」というよりも、
「一度は行ってよかった」と思える体験でした。
今回の万博で体験したことを、
これからの日常の中でも思い出していけたらいいなと思いました。