中古車販売・クルマの買取で有名な「ガリバー」ですが
評判を検索しようとすると
「ガリバーは嘘つき」
という記事が何件かヒットしました。
しかし、ガリバーは嘘をついた営業や接客はしておらず
業界最大手なだけあるクリーンな会社だと分かりました。
ただ、最大手なだけに
「ガリバーならここまでやってくれるだろう」
という利用者の高い期待とガリバーの対応との差に
「嘘だった」「期待外れ」
などとして悪い口コミが投稿されてしまっています。
また、「ガリバー旅行記」の中の「嘘」や
びっくりドンキーの、嘘みたいに大きい「ガリバーメニュー」のキャンペーン
と情報が混ざってしまっていることも分かりました。
「びっくりドンキー」が10月13日から11月24日まで行ったキャンペーン
「ガリバーメニュー」が嘘みたいに大きすぎる!と話題に。
この期間にたくさんの「嘘みたいに大きい」という投稿が増えた為
「ガリバーは嘘つきである」という情報交錯がありました。
今回は、上記の内容を踏まえて
ガリバーが嘘つきだと言われるようになった理由を解説します。
どうして「ガリバーは嘘つき」と言われているのか
ガリバーは中古車販売・クルマ買取業界の最大手の会社です。
東証一部上場していて、全国に460店舗もあります。
全国に多くの店舗が展開されているため
店舗やスタッフにより多少対応が変わってしまうことはありますが、
嘘をついた営業や、嘘の情報発信をしていることはありません。
そんなガリバーがなぜ「嘘つき」と言われるようになったのか。
理由は以下の3つが考えられます。
理由①利用者の高い期待値とのズレ
理由②ガリバー旅行記の「嘘」との情報交錯
理由③びっくりドンキー野嘘みたいに大きい「ガリバーメニュー」
上記の理由を1つずつ解説します。
理由①利用者の高い期待値とのズレ
ガリバーは業界最大手ですし、サービスも手厚く
分からないことや不安なことなど、どんなに些細な質問でも丁寧に答えてくれます。
そんなガリバーに対して高い期待をもつ利用者も少なくないはず。
実際、私あけみもガリバーを利用する際は上記の理由により期待値を上げています(笑)
しかし、同じように高い期待を胸にガリバーに行ったが、
「意外と有料のサービスだった。」
「予想に反して時間がかかってしまった。」
という結果を「嘘をつかれた」として評価、口コミ投稿しているケースがあります。
「ガリバーだからやってくれるだろう」
「ガリバーだから時間がかからないだろう」
という利用者側の期待する気持ちはとても共感できるのですが
大きな会社なので
馴染み客だからおまけする、サービスする、という個人的なやりとりはできません。
また全国展開しているため、多少の差はあれど
ここまでは無料サービス。ここからは有料サービス。という会社の中の決まりもあります。
こういった点では町の小さな無名のクルマ屋さんの方が
馴染み客へのサービスなどは期待できますね。
この投稿はみん評で見つけたものです。
愛車をガリバーで手放したが
「自賠責保険の手続きは自分でしてください」と言われた様子。
確かに売却した会社でそのままやってくれれば楽ではありますが
業界の中でも手続きを代わりにしてくれるところと、そうでないところで別れます。
ガリバーでは売却時の自賠責保険の手続きを元のクルマの持ち主が行うようですが
こちらはスタッフさんが嘘をついているわけではありません。
自賠責保険の手続きをどうしてもしたくないという人は
売却時に自賠責保険の手続きも行ってくれるところで売却を決めると良いでしょう。
ただ、有料サービスの場合もありますのでその点は注意が必要です。
次に、中古車を実際に見ることなく購入を決めた方の口コミです。
業界最大手のガリバーだからと、高い期待を胸に納車を待っていたら
その期待値に届かなかった様子。
中古車とはいえクルマの購入は安いものではありません。
実際に届いてみたら写真では分からなかった部分に不満点があったり
思っていたものと少し違っていたりしたら残念な気持ちになってしまいますよね。
しかし、中古車ですので前の持ち主がいます。
撤退した整備や点検を行っていても
新車よりも壊れやすかったり、キズがついていたりするのは仕方のないこと。
もし納車時の期待値のズレが心配な場合は
ガリバーのスタッフさんに気になるところを伝え、
写真に撮ってもらい自分で確認することをおすすめします。
また、安心できるのは
実際に自分の目で見て確認出来たり、試乗出来たりするクルマを選ぶと良いですね。
納車されたクルマや、スタッフさんの対応、サービスについて
自分の期待値に届かなかった場合は
残念な気持ちになってしまうのはとても良く分かりますが
結果が期待していたものとズレていただけで
ガリバーが嘘をついている訳ではないことが分かりました。
理由②ガリバー旅行記の「嘘」との情報交錯
ガリバーが嘘つきだと言われている2つ目の理由は
ガリバー旅行記との情報が交錯してしまっているからです。
ガリバー旅行記とはアイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトの作品で
主人公ガリバーが航海中にたどり着いた国々での出来事がそれぞれ描かれたお話です。
小人の国で巨人扱いを受けたり
大人の国で小人扱いを受けたりするストーリーは児童書でも取り扱われているため
一度は見たこと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実はこの「ガリバー旅行記」は4部作品で
小人の国が第1章、大人の国が第2章。
第3章は空飛ぶ島の国、第4章は高貴な馬の国のお話です。
「ガリバー嘘つき」と関連しているお話は第4章の高貴な馬の国のお話です。
ガリバーがたどり着いた国は
理性や知性を備えて国の支配者となった高貴な馬たちの国。
馬たちは言葉を交わし
平和で合理的な社会を作っています。
その馬の国では、人間とよく似た動物を「ヤフー」と呼び
邪悪で野蛮で汚らわしいものとして扱っていました。
ヤフーは嘘をつき、絶えず争っています。
最終的には主人公のガリバーも高貴な馬からしたらほぼヤフーなので国を追放されて
自国に戻るストーリーです。
上記のガリバーの高貴な馬の国のお話を知っている人は
野蛮なことをしていたり
嘘をついて争っている様子を「ヤフー」と揶揄して
「ガリバーに出てくるあの嘘つきみたい」
ということがあります。
こちらはTwitterで見つけたものです。
他にもこのような投稿も見つけました。
このように「ガリバー旅行記」の中に出てくる「嘘つきヤフー」と情報が交錯して
ガリバー嘘つきと誤変換されてしまっています。
理由③びっくりドンキーの嘘みたいに大きい「ガリバーメニュー」
ガリバーが嘘つきだと言われている理由の3つ目は
びっくりドンキーの、嘘みたいに大きい「ガリバーメニュー」のキャンペーンとの情報交錯です。
びっくりドンキーとは、ハンバーグとステーキのチェーン店で、
島根県と鳥取県をのぞく全国340店舗展開しているお店です。
今年10月13日から11月24日までの間に
各店で期間限定イベント「ガリバーメニュー」がスタート。
今年で6年目になる「ガリバーメニュー」のキャンペーンは
嘘みたいに大きいサイズ感で話題になりました。
Twitterには大きさが伝わってくる写真とともにたくさん投稿されていました。
このように、
「嘘みたいに大きい」
「びっくりドンキーのガリバーサイズ食べた(嘘)」
のような投稿が、今年の10月中旬から11月下旬にかけて
一気に増えたため
「ガリバーは嘘つき」という間違った情報が伝わってしまいました。
それにしてもびっくりドンキーのガリバーキャンペーン、凄いボリュームですね。
来年「ガリバーメニュー」のキャンペーンが開催されたら
是非行ってみたいです(笑)
まとめ
中古車販売・クルマ買取業界最大手のガリバーの評判について調べていると
「ガリバーは嘘つき」という記事を数件見つけますが、
全て誤情報だったことが分かりました。
ガリバーは最大手なだけあって
嘘をついた営業や接客をしていませんでした。
なぜ「ガリバーは嘘つき」だと言われるようになったかというと
理由は以下の3つ。
理由①利用者の高い期待値とのズレ
業界最大手だからと期待を高く持っても、自分の想像と違かった仕上がりや対応のときに
「ガリバーに嘘をつかれた」として悪い口コミを投稿している。
理由②ガリバー旅行記の「嘘」との情報交錯
ガリバー旅行記の物語の中に出てくる嘘つきな「ヤフー」になぞらえて
「ガリバー旅行記の嘘つきみたいになっちゃダメだぞ」という発言が誤変換されてしまった。
理由③びっくりドンキーの嘘みたいに大きい「ガリバーメニュー」
ハンバーガーやステーキのチェーン店「びっくりドンキー」の嘘みたいにサイズが大きい「ガリバーメニュー」の口コミとの情報交錯。
上記の3つの理由により「ガリバーは嘘つき」という評判に繋がってしまいました。
1つ目の理由の期待値とのズレに関しては
大きい会社なので常連だとしても個人的なサービスやおまけは出来ませんし、
無料サービス。有料サービスのルールもあります。
ですので、ガリバーだからこれくらいおまけしてくれるでしょ、
という考えだと期待とズレてしまうことになるので注意が必要です。
また、実車を目にしていない状態で購入し、いざ納車したら想像と違くて「嘘をつかれた」という口コミもありましたが、
上記のようなトラブルを避けるためには
自分の目で見て、試乗もできるクルマを買ったり
スタッフに頼んで自分の気になる点を写真に撮って貰ったり
ということでトラブルを未然に防ぐこともできます。
中古車業界の大手3社、
ガリバー、ビッグモーター、ネクステージを比較した記事はこちら!
さいごに余談ですが、
中古車販売・クルマ買取の「ガリバー」ですが名前の由来は「ガリバー旅行記」から来ている