「輸入車 ＳＵＶ」とは名前の通り、「海外のブランド、メーカーが製造したＳＵＶを日本に輸入した車」のことをいいます。
国産のＳＵＶももちろんハイレベルな人気のある車ですが、海外のモデルも負けてはいません。輸入車ＳＵＶは日本で製造されている国産のＳＵＶとは違う魅力があります。
今回は輸入車ＳＵＶについての魅力や国産のＳＵＶとの違いなどもご紹介したいと思います。
輸入車のＳＵＶが人気な理由は？
最近の国産ＳＵＶはデザインの多様性も見られ始めている傾向にありますが、海外で製造されたＳＵＶ（輸入車）は昔からおしゃれなデザインのイメージが強いかと思います。外観のみならず、内装もこだわったデザインになっている為、多くの人から人気を集めています。見た目のデザインで惹かれるのはもちろんのことですが、運転する上での細かなところもたくさんの魅力が詰まっています。
日本と比べて、海外では買い物や友人宅へなどの軽いおでかけでも長時間運転しているケースは少なくありません。
そういった観点からも海外の自動車メーカーは長時間車に乗っても大丈夫なようにシートの座り心地やホールド感を意識した材質選びをしたり、運転する人の事を考えた自動車製造を行っています。
輸入車のデザインはただおしゃれに見せる為だけではなく、車に乗った時の座り心地や運転しやすい工夫もしっかり考えられているのです。
また、キャンプは外で行うものなので、使用した荷物が帰りには汚れている場合がありますが、SUV車は汚れに強いシートになっている車種が多く、そこもキャンプに適している理由といえます。
そして、輸入車の魅力として挙げられるもう一つの点が「安全装置」がしっかり装備された車が増えてきていることです。近年では日本の製造技術も上がってきていますが、海外の技術はより高いレベルにあるといえます。
自動車の安全性では衝突安全は欠かせない安全装置となります。その他にもブレーキ性能や、運転をサポート、アシストしてくれる機能なども挙げられます。その安全性を比較するテストは海外の様々な場所で行われており、ヨーロッパの自動車メーカーは常に安全性能テストをクリアし選ばれているそうです。
このような安全性を確かめる評価がきちんとあることで信頼して購入することが出来るのも安心ですよね。
また、輸入車ＳＵＶは国産ＳＵＶとは違い、ボディは頑丈に製造され、エンジンはかなりパワフルです。アクセルを軽く踏むだけで加速をすることができます。そんな輸入車ＳＵＶは燃費が悪いイメージがあるかと思いますが、そこも改良し燃費性能も少しずつ上がってきているのです。
ＳＵＶ輸入車を選ぶならどこを重視したらいいんだろう？
国産のＳＵＶも輸入車のＳＵＶも選ぶ時のポイントに違いはないと思います。また、自分自身が「ここだけは重視したい！」と思うものがあればそこを比較して検討すればそれでＯＫだと思います。
輸入車と国産の違いとして挙げられるのが、「車幅が広いものが多い」こと。輸入車ＳＵＶの方が国産ＳＵＶよりも全て広いというわけではなく、あくまでも車幅が広い車種が多いということです。購入後運転する地域で狭い道が多いのであれば車幅の広いものよりもっコンパクトなものがいいかもしれません。そこは参考になればと思います。
次に荷室の容量でいえば、輸入車も国産も大きく変わりはないようです。輸入車ＳＵＶももちろんシートアレンジが可能なようですが、「こんなところにも収納できるんだ！使い勝手がいい！」と感じるのはどちらかと言えば国産ＳＵＶの方かもしれません。しかし、そこは大きな違いはないようなので、自分に合った使いやすさで選ぶのがおすすめです。
また、燃費の問題でいうと輸入車ＳＵＶもハイブリッドシステムを採用し始めています。輸入車ＳＵＶだから燃費が悪いというイメージは取っ払って購入検討するのもいいかもしれません。
輸入車ＳＵＶを比較してみた
・ジープ
ジープはタイヤが大きく、SUVの代表とも思えるほどアウトドアに特化している車の印象がありますが、元々は第二次世界大戦時に大量生産された軍用の自動車でした。
その当時は負傷した人を移送したり、輸送、移動、戦闘など多用に使用されてきました。そういった点から舗装されていない道や悪路でもスムーズに走行することができる高いオフロード性能があります。また、デザインはスタイリッシュで昔から人気の高い車です。ジープには様々な種類がありますが、どのジープもおしゃれで排気量やボディサイズも異なります。車体価格自体も400万～1000万クラスと様々です。
・BMW
走りの質が高く、一目見てBMWだとわかるスタイリッシュなデザインとロゴが魅力的なドイツメーカーの車です。
スポーティーなイメージがありますが、高級感を漂わせているのもまた人気の一つ。
過去にはF1やWRC（世界ラリー選手権）で活躍していたことからスポーティーな走りがポイントです。
BMWにも種類がさまざまあり、〇シリーズと分類されています。
3シリーズはBMWの基本が詰まったモデルとなっています。ハンドリングはきれがよく、ボディサイズもちょうどいいので初心者にはおすすめのシリーズとなっています。
それ以外にももう少しコンパクトでいいかなと思う方には１シリーズ、スタイリッシュなデザイン重視なら４シリーズ、８シリーズなど求めているもので異なってきます。
・メルセデス・ベンツ
数ある輸入車の中でもトップクラスに輸入車で高級感があると感じる方が多いのではないでしょうか？
ベンツだけでもSUV車はなんと20台もあるのです。
そんな数あるベンツSUVの中でも日本の道路を走るのに適しているのがGLAクラス。ボディサイズはコンパクトな方でデザインもおしゃれです。
その他にもMクラスのベンツはオフロードに適したモデルとなっています。ボディサイズはトヨタのランドクルーザープラドを超えた迫力のあるボディ。
価格としては中古だと240万～300万。新車だと400万～900万といったところです。
・ポルシェ
外車の代表ともいえる「ポルシェ」ですが、ポルシェのカイエンは世界的なＳＵＶ人気を受けて2002年に発売されたポルシェ初のＳＵＶです。そしてその後、ポルシェのマカンも登場しました。マカンはカイエンよりも一回りボディが小さく価格も抑えられています。日本ではかなり人気の高いモデルとなっています。
見た目はほとんど変わりませんが、車内の広さはカイエンの方が広いです。運転のしやすさでいえば、一回り小さいマカンの方が上といえるでしょう。
大人数で乗車することが多いならカイエン、小さくても運転のしやすさや維持費を重視したいならマカンがいいかもしれないですね。
・ＭＩＮＩクロスオーバー
ＭＩＮＩは人気が高く愛着を持っている方も多くいますが、そんなＭＩＮＩのクロスオーバーも同じく人気の高いモデルです。
ＭＩＮＩには５種類のタイプがありますが、クロスオーバーはこのモデルの中でも最上級。
ボディはホンダのヴェゼルと同じくらいなので、ワイドで外観も目立ちやすい印象があります。また、前席と後席で乗車姿勢が異なるのが特徴的。前席はアップに、後席はヒールの段差が高めで深く腰を掛けることができ、車内の居住性に優れています。
外観も内装もおしゃれで荷室容量も十分に確保されているのもSUVとしてはおすすめのポイントです。
まとめ
今回は輸入車SUVの魅力をピックアップしてみましたが、国産SUVもいいけど、輸入車SUVにも惹かれてしまいましたね。
おしゃれなデザインだけでなく、悪路でもスムーズな走りを実現させたり、燃費を抑えたり、アウトドアやレジャーにも適した荷室容量や装備がされていたりと輸入車SUVもたくさんの魅力が詰まっていました。
ボディの大きさや排気量などでも金額は大きく異なるので、輸入車SUVを検討している方は総合的に考えてから購入するのがおすすめです。中古でもいいかもと思っている方は新車よりも圧倒的にコストを抑えることのできる中古車購入もありですね！
