巣鴨のときわ食堂って知っていますか?
わたし、ずっと気になってたんです!
「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている巣鴨の商店街の中に、昔からあるという大衆食堂。
テレビでちらっと見かけたり、食べ歩き好きの友人がさらっと「あそこいいよ」って言っていたり。でもなんとなく、タイミングが合わないままでいました…
そんなある日のお昼。急に「なんか、定食が食べたい」ってなる日ってありますよね?
お味噌汁が飲みたい、魚が食べたい、白いご飯が食べたい!
そのすべてを一度に叶えてくれそうなお店をなんとなく検索していたら、頭の中にときわ食堂が浮かんできて。
「今日だ」と思いました(笑)
JR巣鴨駅を降りて、地蔵通り商店街へ。
この商店街、来るたびに思うんですけど、空気がゆっくりしているんですよね!
せかせかしていなく、急いでいる人が少ない。なんなら、お店のおじさんが店先でのんびりしてたりする(笑)
赤パンツで有名な衣料品店、草だんごのお店、漬け物屋さん。観光地っぽい賑わいはあるのに、なんだか「地元感」がちゃんとありますよね。
わたしはこういう商店街が昔から好きで、歩いているだけで気持ちがほぐれてくるよう。
ときわ食堂は、その地蔵通り商店街の中にあります!
外観は、もう、ザ・大衆食堂✨
手書きっぽいメニュー札に、「定食」「煮魚」「焼魚」の文字が躍る看板…
入る前から「おいしいやつだ…」ってわかりますよね。
暖簾をくぐる前に、メニューを眺めて過ごしました。
昭和が生きている空間

店内に入った瞬間、ふわっとした懐かしさに包まれました。
うまく言えないんですが、「おばあちゃんの家の台所の匂い」みたいな?出汁と、しょうゆと、揚げ物と。混ざり合っているのに、ほっとする匂い。
テーブルはシンプルな木のテーブルで、椅子も昔ながらの感じ。座ったら背もたれがきゅっと馴染みます。
近所のお年寄りのお客さんたちがちらほら。ひとりで来ているおじいさんが、日替わりの魚を静かに食べていたり、ふたりで来たおばあちゃんたちが、のんびりおしゃべりしながらご飯を食べていたり。
そういう「日常の風景」の中に、自分もすっと混ざれる感じがして、なんかじんわりと嬉しくなりました。
「ここは、ちゃんと地域の人たちのご飯どころなんだ」という空気感。
でも地元の方だけではなく、観光に来た海外の方もちらほらみかけてなんだか嬉しい気持ちになりました。
何を頼むか問題
メニューを見ながら、けっこう迷いました。
種類がまあ、多い!
焼き魚定食、煮魚定食、刺身定食、……
その日の黒板を見ながらあれこれ考えていると、うれしい悲鳴ってこういうことだなと思いました✨
でも今日の気分は決まっていました!
「揚げ物が食べたい」(笑)
そして目に飛び込んできたのが、ぶり南蛮漬けアジフライ定食でした。
ぶりの南蛮漬けとアジフライが両方ついてる定食。
お魚ふたつ。揚げ物あり。南蛮漬けで酸味もある。白いご飯が進みそうなおかずの組み合わせ。
もうこれしかない!
注文して、あとはもう待つだけです。

出てきた瞬間の、あの幸福感。
しばらくして、定食が運ばれてきました。
トレーの上に並ぶのは——
ぶりの南蛮漬け、アジフライ、ご飯、お味噌汁、そして小鉢のお惣菜。
見た瞬間、「あ、正しいご飯だ」と思いました(笑)
ものすごくバランスがよくて、栄養も取れそうで、体が喜びそうな見た目☺️
まず目を引いたのが、ぶりの南蛮漬け。
たっぷりの玉ねぎと一緒に、甘酢にしっかり漬けられたぶりの切り身。見るからに味が染みてそうで、ちょっと飴色になった玉ねぎがなんともいい感じ。
そしてアジフライ。
衣がきれいなきつね色で、厚みがある。「揚げたて」の空気を纏ってる感じがしました。
一口食べて、「あ、これだ」ってなった。
まずはぶりの南蛮漬けから。
甘酢の味加減が絶妙で、酸っぱすぎず、甘すぎず。ぶり自体にしっかり旨味があって、南蛮のタレと合わさると、箸が止まらない。南蛮漬けってお魚がぱさっとなりがちなイメージがあるじゃないですか。でもここのは全然そんなことなくて、甘酢に漬かっているのにちゃんとふっくらしていました!
玉ねぎが甘酢を吸ってくたっとなっているのも好きなんです、このタイプ。
そして白いご飯との相性が最高でした!南蛮漬けのタレをちょっとご飯にかけて食べたら、もうそれだけで幸せになれました
次にアジフライを。
サクッという音が聞こえるくらい、衣がちゃんとしてる。中のアジはふっくらしていて、魚の旨味がちゃんと感じられる。ソースをたっぷりつけて食べたら……本当に美味しかったです!
アジフライにはソースをかけるかタルタルにするか、醤油をかけるか問題、ありますよね(笑)
わたしは今日、完全にソース派でした。
お味噌汁と小鉢が、また泣かせてくる…
アジフライとぶり南蛮漬けに夢中になっていたら、お味噌汁と小鉢のことをちょっと後回しにしてしまっていました(笑)
でも、これがまたよかったんです。
お味噌汁、一口飲んだら「あ、ちゃんとだしが出てる」ってすぐわかる。インスタントじゃない、あの味。具はシンプルに豆腐とわかめと揚げだけなのですが、それだけで十分というか、余計なものが入ってないお味噌汁ってなんでこんなにほっとするんだろう…
小鉢はしば漬けときゅうり、大根の漬物でした。
しば漬けの酸味が南蛮漬けの甘酢とはまた違う感じで、口の中がリセットされる感じ!きゅうりと大根はしゃきしゃきで、ご飯が進む進む…揚げ物定食に漬け物ってこんなに合うんだ、と感心しました。
こういうひと皿があると定食の完成度が全然違いますよね。
南蛮漬け、アジフライ、ご飯、味噌汁、小鉢。全部ちゃんとしていて、「丁寧」って言葉がとても似合うご飯でした。
値段について
こんなに満足感の高い定食なのですが、お会計のときに「えっ」って声が出そうになりました(笑)
わたしの予想よりだいぶ良心的な値段で、なんと1200円!渋谷や新宿で同じようなものを食べようとしたら絶対もっとする。でも、ときわ食堂にはそういう余計なものが何もなく、お店の雰囲気も、メニューも、値段も、飾らない雰囲気がとても好きでした。

食べ終わって帰りに地蔵通りをぶらぶら歩いたんですけど、草だんご買って食べながら「巣鴨ってほんといい街だな」って思いました(笑)
草だんご、素朴な甘さで、揚げ物のあとに食べるのにちょうどよかったです。歩きながら食べていたら、向かいのお店のおばちゃんと目が合って、なんとなく会釈したら笑顔で返してくれて。それだけのことなんですけど、なんかじんわりよかった。
商店街、端から端まで歩いても全然時間かからないんですよね。でも歩くたびに発見があって、「あ、このお店気になる」「このお惣菜屋さんやばい」ってなって全然進まない(笑)お漬け物屋さんとか、佃煮屋さんとか、試食させてもらいながらのんびり歩いてたら1時間くらい経ってました(笑)
流行とか映えとか関係なく、昔からあるものがそのまま続いている✨ときわ食堂もそういうお店で、なんか安心するんですよね。
次は煮魚定食も気になってるし、お刺身も気になってるし、また来る理由がいくらでもある(笑)
巣鴨に来る機会がある方はぜひ。観光地っぽくないお店がいい、という方に特に是非おすすめです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
